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ラビナスの8bitのレビュー・感想・評価

ラビナス(1999年製作の映画)
4.0
喰って生きるか、喰わずに死ぬか。
人肉喰いねぇ!(゚∀゚)

カニバリズムを軸に据えた、退廃的なホラー。
人肉を食べるとその人間の力をも手に入れるので、超人のように強くなってしまうのだそうな…。
凜々しいガイ・ピアースが極限状態の中でどんどん汚れて、墜ちてゆく様や、ロバート・カーライルとの関係性に女性監督ならではの視点が感じられます。
マイケル・ナイマンとblurのデーモンが担当したスコアも怪しさ120%。緊張感のあるシーンに陽気な音楽が流れる所なんて意味不明すぎて本当に凄い。
予想を次々と裏切るロバート・カーライルの怪演、屈折した退廃美が漂うラストシーンの「男×男」の構図などなど、「変な映画」としては自分の中ではトップクラスに好きです。

冒頭でみんなで食べるステーキがとっても美味そうに見えてしまったのは内緒~^_^
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