おかだ

ジキル博士とハイド氏のおかだのレビュー・感想・評価

ジキル博士とハイド氏(1932年製作の映画)
3.7
個人的に、理性と本能・善と悪 については原作のほうが深く考察できたので今回は映画的な視点で書いてみる


まず、フレドリック・マーチの別人格の演じ分けの上手さに驚いた。
また、セットのクオリティが高く、霧が立ち込める街角やゴシックな建物に圧倒される。
そして、主観構図を取り入れたダイナミックなカメラ割りが野心的である。
ハイドへと変貌するシーンの特撮は、
予めメイクを施して、照明やフィルターを使い
撮影しているのだが、1932年の当時にこれを見ていたらかなり衝撃だっただろう。

個人的には原作小説のほうが好きだが、映像作品として観て損は無いだろう。
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