ナイトメアシンジ

サンタリア・魔界怨霊のナイトメアシンジのレビュー・感想・評価

サンタリア・魔界怨霊(1987年製作の映画)
2.6
脚本家・演出家・演技トレーナー・映画評論者の4つの顔を持つナイトメアシンジです。

今日、ご紹介する映画は
カルト宗教映画「サンタリア 魔界怨霊」です。

原作は、ニコラス・コンデのホラー小説です。
(デビュー作ながら、日本ではオカルト・ホラーの金字塔と紹介されています)

監督は、ジョン・シュレシンジャー。

【カルト宗教映画「サンタリア 魔界怨霊」あらすじ】

アメリカのニューヨーク。

警察の精神科医のカル・ジャミソンは、妻を不慮の事故で亡くし、息子のクリスと友人の紹介で面倒見の良いジェシカが経営するアパートに入居する。

時を同じく、6歳から10歳位までの幼い男の子が腹部を切り裂かれ惨殺されるという事件が頻発する。

その猟奇殺人事件を担当する刑事ロペスはノイローゼにかかり、カルの診察を受け、同時に事件についてもカルを頼るようになる。

ロペスは犯人の見当をつけたものの、謎の死を遂げてしまう。後任は、ベテランのマクタガート警部補が着任する。

カルはマクタガートと共に犯人を追う。やがて、捜査線上に浮かび上がってきた人物はカルダー財団のドナルド・カルダーだった。

カルとマクタガートはこの猟奇的な連続殺人事件の背後に、アフリカの宗教集団”サンタリア”が関与していて、その宗教集団を操るのがカルダー財団ということを突き止める。

サンタリアの呪いでロペスを死に陥れた彼らは、マクタガートにも魔の手を伸ばす。

サンタリアの呪いにかかったマクタガートは全てをカルに託す。しかし、次に邪教集団サンタリアが生贄に選んだのは、カルの息子のクリスであった。

カルは、すんでのところで、生贄になりかかったクリスを無事に取り戻すことに成功する…。

【映画「サンタリア 魔界怨霊」がカルト宗教映画の傑作にならなかった理由】

カルト宗教映画『サンタリア 魔界怨霊』の原題は「The Believers直訳すると、信者たちです。
邦題にも問題ありますね。

(劇中のおどろおどろしさはわかるけど)

母親が床のこぼした牛乳に足を突っ込み、漏電したコーヒーメーカーに手を触れ、息子の前で感電死。
(うーん、どうなんだ。これ?)

カルト宗教サンタリアと邪教ブルハリアの違いがうまく伝わらない。

サンタリアとは実在する宗教で主に西アフリカのヨルバ人の民俗信仰とカトリック教会、スピリティズム(心霊主義)などが混交して成立したキューバ人の民間信仰。混淆宗教。

黒魔術ブルハリアは架空の破壊と疾病の神で原始的な邪宗教。

(太鼓を使ったダンスや歌、動物の生贄(いけにえ)を神に差し出したり、神が乗り移民間信仰のヴードゥー教にヒントを得た?)

無駄なズームシーンが多い。

たとえば、
カルとマクタガートの会話のシーン。
引きの絵からマクタガートへのアップ。
故にスピード感がない。

(ただ、いたずらに長くなる)

コレだけのキャストとスタッフが揃って惜しい。
カルト映画になり損ねた。

お時間あれば、御覧下さい。


☝️レビューは割愛してます。
ナイトメアシンジの詳しいレビューはサイトをご覧下さい👉 http://horror-prince.com/ 
 

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