かつぴん

サラの鍵のかつぴんのレビュー・感想・評価

サラの鍵(2010年製作の映画)
4.0
ユダヤ人少女サラの生涯を後の女性ジャーナリストが
資料や証言などから明らかにしていく物語。断片的に
しか描かれないサラのエピソードからその生涯は波乱に
満ちたものであったことはわかるが、本人の心情について
描かれるシーンはほとんどない。観る側の想像にまかせる
ということなのかな。不幸な境遇ではあったけど、親切な
ドイツ人老夫婦に命を助けられたり結婚して子供を設ける
ことができたりと、人生で輝いていた時期もあったはず。
真実を告げられた長男が苦悩する心境に共感する。
戦争時代劇といったジャンルかと思います。
いい映画でした。
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