2017年11月4日
『サラの鍵』 2010年フランス制作
監督、ジル・パケ=ブランネール。
1942年7月16日の朝。
パリのマレ地区サントンジュ。
ナチス占領下。
フランス警察によるユダヤ人の一斉検挙。
サラは10歳。
納戸に鍵をかけて弟を匿ったまま、両親とサラは連行される。
収容所から抜け出したサラは、デュフォール夫妻に助けられ、
パリの元居たアパートに行き納戸を開ける!!
その頃、既にテザック家がそのアパートに住んでいた。
その場にいたテザック家の息子、ベルトランは、
後にジャーナリストの主人公ジュリア(クリステン・
スコット・トーマス)と結婚し、娘が一人いる。
現在、ジュリアは取材でサラについて調べる。
そのサラの昔住んでいたアパートに、夫の両親が住み、
今はその部屋をジュリア夫婦が譲り受けたことを知る。
そして、サラの足取りを調べ、アメリカに行く。
フランスもユダヤ人に対して迫害を行っていたのね。
あどけない表情の子役のサラが熱演していた。
弟との約束を守ろうとし、収容所を脱出し、逃げて逃げて…
ようやく弟がいるはずの納戸を開けることができたが!!
そして、そのシーンがトラウマになったのでしょうね。
アメリカに渡ったサラは悲劇となる。
しかし、息子を生んでいた!!
壮絶な一人の女性の話です。
アメリカに渡ってからは、ユダヤ人であることを
隠して生活。
息子にも知らせていない。
タチアナ・ド・ロネさんの小説とか。2006年出版。