サラの鍵の作品情報・感想・評価

「サラの鍵」に投稿された感想・評価

miori

mioriの感想・評価

4.0
弟はもしかしたら生きているかも
少し期待しながら観てました。(/ _ ; )

切ないです。
自分の中に落とし込めた感じは正直あまりしないけれど、最初の収容所のシーンは焼き付けられて離れません。それだけでも見てよかった。脚本もふつうによかった思います。
ryo

ryoの感想・評価

4.3
ただ弟を守りたかっただけなのに…
必死に鍵を失くさないように握りしめる
サラの小さな手に強い祈りが込められてた。
弟のもとへたどり着くまでの長い道のり。
鍵で納戸を開けた瞬間涙が止まらなかった。

サラの運命が悲しすぎた。。
この作品を見る前に、「ヴェロドローム・ディヴェール事件」(略してヴェロディヴ)について知識があった方が良いでしょう(私もこの作品で初めて知ったのですが・・・)。
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~ヴェロディヴ~
ナチスドイツがフランスを占領し、ユダヤ人絶滅計画をフランスに実行させようとしたとき、傀儡のヴィシー政権が圧力に屈して、1942年7月16~17日、パリのユダヤ人たちを大量に捕らえた事件。約13,000人(そのうち約4100人は子供)のユダヤ人が警察に捕らえられ、競輪場ヴェロドローム・ディヴェールに一時的に収容され、その後アウシュビッツ等の絶滅収容所に送られた。
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自国の黒歴史はどこの国でも伏せておきたいもの。フランスがこの事件を公式に認めたのは1995年、シラク大統領の時だった。フランスのほとんどの若者はこの事件も、ホロコーストにフランス人が加担した過去があることも教わっていない。だからこそこの映画には意義がある。
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私の名はジュリア・テザック、アメリカ生まれ、フランス人の夫と結婚してパリで暮らしているジャーナリスト。今度、夫の育ったパリ、マレ地区サントンジュ通りの家に引っ越すことになった。マレ地区は昔ユダヤ人居住区だったところだ。私は気になって新しい家の住所、36番3階の歴史を調べてみた・・・
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ヴェロディヴ事件の直前までこの家はユダヤ人のスタジンスキー家の住まいだった。その子供たち、サラとミシェルの写真が見つかった。ヴェロディヴ事件で捕らえられたユダヤ人名簿には夫妻とサラの名はあったが、ミシェルの名はなかった。アウシュビッツの名簿には夫妻の名前はあったが、サラの名はなかった。サラとミシェルは逃げたのだろうか? このことを夫は知っているのだろうか? 彼に話しても良いのだろうか?
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義父エドアルドに、昔の話を聞いてみた。義父が子供の頃1942年8月、テザック一家はこの家に引っ越してきた。引っ越して間もなく起きたある事件のことを彼はよく覚えていた。少年の格好をした見知らぬ少女が、もの凄い形相で部屋に入って来た。彼女は、鍵がなくて閉じたままだった納戸の鍵をなぜか持っていて、急いで納戸を開けたのだ。

そこにあったのは幼い少年の・・・。泣き叫ぶ少女・・・

ユダヤ人一家が捕まった時、サラは幼い弟をかばって納戸に隠して鍵をかけ、必ず戻ってくるからと約束していたのだ。
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サラは里親(デュフォール夫妻)に引き取られて育てられ、何事もなかったかのように年月は流れた。祖母は事件の時家にいなかったから、祖父が亡くなった今では事件を知っているのはテザック家でも義父だけだ。私はサラのその後が気になって、彼女の人生の足取りを探りたくなった・・・
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パリの一角の一つの住まいを通して、ヴェロディヴ事件でつながっていたサラとテザック家の物語。少女サラの物語と、ジュリアの取材が並行して進み、とても惹きつけられました。
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成長して里親の元を去り、アメリカで家庭をもち、ユダヤ人であることを捨てて生きたサラ。自分の過去を子には伝えようとしなかったサラ。その息子への取材・・・ 取材という行為の残酷さ。それでも真実を知ること、歴史を忘れないことの方が大切なのではないかというメッセージ。ラストのシーンには涙しました。
はつみ

はつみの感想・評価

3.5
ユダヤ人のサラとその痕跡を追う女性ジャーナリストの話。
フランスでのホロコーストの様子と現代の女性ジャーナリストの葛藤とをうまく織り交ぜていていいと思いました。
サラを追っていくうちに女性ジャーナリストが影響されていく感じが好きでした。過去からでも、人を変える力は誰にでもあるんだなと思いました。
当時レンタルショップアルバイト時に「黄色い星の子供達」と共に凄くオススメしていた作品…出来るだけ多くの人に観てほしい❗
ヴェルディヴ事件…フランス政府が隠し続けた黒歴史・フランス警察が行ったユダヤ迫害…強制的に競技場で閉じ込めた後に収容所へ向かわせたという残酷さ…
当時知った時は怒りと胸くそ悪い思いをした事と知らなかった事の後悔を思い出します…
現代のジャーナリスト・ジュリアが過去の迫害に巻き込まれたサラの調べるストーリー…
10歳の女の子には重すぎて悲しすぎる過去でしたね…悲劇と悲しみは周りや未来へも影響していく…そして事件に巻き込まれた人の事を想うと…胸が痛い…( TДT)
サラ役の女の子、あんな悲しい表情が出来るなんて…凄すぎです…
悲しみと切なさ、暗闇の中に少し救われたような光と現代への希望を感じたラストシーン。涙が止まらなくて…本当に止まらなかったです…忘れません…サラの事を…゜゜(´O`)°゜
いずれは「黄色い星の子供達」のレビューを打ちたいと思います。
zak

zakの感想・評価

4.1
これはドイツの話ではなく、第二次世界大戦中のパリで、フランス警察によって行われたユダヤ人大量検挙事件に基づいた映画です。

1942年ユダヤ人の少女サラの物語と、2009年サラの住んでいたアパートに引っ越してくる予定の女性ジャーナリスト、ジュリアの物語が交互に描かれ、徐々にクロスオーバーしていくので、重いテーマの割にとっつきやすい映画だと思います。

しかしサラの鍵の行方は切なすぎるし、辛すぎる!ヤバいです!

そしてこの映画は何度も問いかけてくる、、、
『今でこそ全てを理解したような顔で、何故止めることができなかったんだと意見することもできるでしょうが、あの当時、自分があの場所に居たとして、状況も全て掴めない中、果たして何ができたでしょう?否、何もできなかったでしょう?』と、、、
胸にグサグサと突き刺さりましたね。自分が当事者だったとして、右向け右するしかない時代ですもんね。

幸い今はホロコーストや戦争犯罪など、様々な視点の映画がありますから、そういう映画を観て色々と知りたいなと思いました。
映画を観ることで、何か考えるきっかけになったら良いですよね。
元田

元田の感想・評価

4.6
サラが鍵をしたのは自分の出自、自分自身。
あとはパンドラの箱のような話。最後に繋がれた希望に涙が止まらなかった。

人によりけり最後は間延び気味に感じるかもしれない、なので0.4マイナス。
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