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キング・コングのSembのレビュー・感想・評価

キング・コング(1933年製作の映画)
4.0
往年の名作を初鑑賞。

1933年の公開ですので、映像やストーリーには大した期待を寄せてはいませんでしたが、80年前の作品とは思えない鮮烈ぶりです。

怪獣は特撮のコマ切りアニメではあると思うのですが、コングや恐竜たちの動きが自然かつリアルで、不自然な動きによる滑稽さは感じられません。

ヒーローとヒロインの船上でのロマンスは流石のキザっぷりでたまらないです。

また1929年の世界恐慌、1933年はやっとニューディール政策が打ち出された年です。
この時期にあれほど制作費がかかっていそうな映画を作り上げたこと、そして入念なディティールの作り込みに感服します。

昔の映画だと当時の技術や時代背景を参照しながら考えるので、逆に今の映画よりも想像しやすいかもしれないです。
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