「キング・コング」に投稿された感想・評価

masayaan
3.5
普通に面白かった!テクノロジーによって人類が完全映画に近づいて行くこと自体は否定しないけれども、技術的制約の前であれこれ試行錯誤するのを見るのもやっぱり楽しい◎
昔の映画だからいろいろと覚悟してたけど、アドベンチャー要素たっぷりで今観ても本当に面白かった。扉の向こう側に何があるのかワクワクしたし、原生林の冒険には胸がときめいた。
ストーリーも面白かったけど、自分は舞台セットになにより驚いた。特に、原住民の村と原生林を隔てる巨大な壁と門扉は圧巻。あれほど手の込んだセットを準備するのはさぞかし大変だったと思う。原住民の衣装もリアリティがあり、説得力があった。
コングがここまで悪に描かれているとは予想外。ヒロインを守るシーンはあったが、自分の所有物を守るために戦っていたように感じた。コングを連れてきた真の悪人が天罰を受けずに「美女が野獣を倒したのだ..」なんて飄々と語ってんのには笑う。
この映画はストップモーションで有名だが、やはり素晴らしかった。古さはもちろん感じるけど工夫が凝らしてあって、迫力を感じたし臨場感があった。手の込んだ作業だったと思う。当時の製作陣の熱意を感じた。

進化した今の映画に見慣れていても楽しめたんだから、当時見た人たちはさぞかしビックリしただろうな。その感動を味わえたことは羨ましい。
こりゃマスターピースだわ。
今見ても面白い、コングに噛み潰される男のカットなんて最高
映画監督であるデンハムは、女優候補のアンとスタッフ数名を引き連れ、ある孤島にたどり着いた。その島では、主であるコングに、処女を捧げる儀式を行っていたのだが、族長はアンに目をつけた。
生け贄にされたアンを助け出し、デンハム一行はニューヨークへ戻る。生け捕りにしたコングも引き連れて。

まず、目を引くのはコングの表情と仕草だ。この時代の作品を現代の人間が鑑賞すると、やはり技術的な問題でどうしても集中できないだろうと思う。だが、コングの豊かな表情と細かな仕草は、その技術的なギャップを埋めるのに大きな役割を果たしている。
ストーリーも単純ながら、無駄な部分はほとんど無く、ロストワールド等の平成以降の作品も、キングコングの強い影響を受けているのが見て取れる。
そういった意味では、革新的な作品であると言えるのではないだろうか。
・モノクロ期の映画はどうしたって苦手だったのだが、最近耐性がついた、つまり歳をとった。
・以前は、拙い技術は観賞の邪魔にしかならなかったが、久しぶりにこの時代の映画を観たら、その感覚がなくなっていることに気づいた。映画も、想像力で補うようになったということだ。良くも悪くも、観る精度が鈍っている。目が悪くなってぼんやり全体が見えるようになったみたいなことで。
・しかし、フェイ・レイは苦手な顔。女優の顔の好き嫌いは、まだ全て受け入れられるような年齢には至らず。
コングの豊かな表情が萌える。

怪獣映画のいや、娯楽としての映画の始まりともいえる作品。
これがまさか、実写とアニメの合成とはビックリだよ!!!!

観てて思ったのは、コングが凄くいとおしいこと。
コングが女性を掴んでいる際も、決して殺そうとかそう言う想いを以て掴んでないのが巧みだな、と思った。
コングは怪物ただのじゃない、言葉が通じない隣人なんだな、と感じた。
でも、人類から見たら、得体の知れない怪物ってことで見世物にしたり簡単に殺そうとする。

ワクワクしながらも哀しい一作。
映画男
4.0
素晴らしい。ここからエンタテイメントのいろんな歴史か始まった感がある。
☆☆☆★★★

旧文芸坐ル・ピリエ
takato
3.9
 技術革命の作品は、革命が終わってしまった後だとイマイチ当時の驚きを再体験するのは難しい。ただ、本作は現代の目で見ても、一本の映画として実に楽しい作品になっている。100分という娯楽映画に相応しい正しい時間の中に、ポンポンとテンポよく進む心地よいストーリー、怪獣のアクション、美術による別世界の構築、多くの要素が色あせることない魅力を現代でもしっかり有している。
Jo
4.3
1933年版、初めて全編きちんと観たけど面白いですね〜。何せテンポが早くて、退屈する暇がない。ストップモーションのコングと実写の絡みにも齟齬がなく、CGに慣れた今でも決して陳腐には見えないです。
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