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ピーター・セラーズの愛し方 〜ライフ・イズ・コメディ!のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

3.8
 人でなし。愛される人でなしではなく、とんでもない男。
 でも、ブレイク=エドワーズ監督『ピンクパンサー』シリーズや、スタンリー=キューブリック監督『博士の異常な愛情』にジョン=ヒューストン監督らの問題作『007/カジノ・ロワイヤル』(大好き)で怪演し、晩年は『チャンス』で落ち着いた演技を見せた、ピーター=セラーズは映画史に残る俳優だ。
 いやー、どれもまた観たくなってきた。
 子供もいるのにソフィア=ローレンに夢中になったりで離婚、計4回の結婚をした。
 それもこれも、駄々っ子、まさに子供のまま大人になったからだ。
 複雑な過去も内面も、深い事情もわからない、というより無いというほうがふさわしい。
 それがよくわかる映画だった。
 人物はどうであれ、ここにも出てくる数々の作品は面白く、印象に残る。
 やはり稀有で偉大な俳優だった。

 シャーリーズ=セロン、若くて綺麗だなあ。彼でなくても首ったけになる。それにしても、その彼女と所帯を持つとか、生活の面倒を見るとかの意識はなかったのか、なかったんだろう。
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