潜入捜査官の苦悩を描いた一本
堂々たる作品だった
地元に舞い戻り親友の属するマフィアへと潜入捜査することになったショーンペンが友情と任務の間で苦しむというストーリー
映画全体は割とゆっくりなテンポで130分超え、そして派手なアクションも全体で見るとそこまでないんだけど何故か釘付けになってしまう不思議な作品
まずキャスティングがどれもハマっていてちゃんと各々意思を持って動いているので、とてもイキイキしていた
ショーンペンの不安を感じさせるような顔立ちだったり、ゲイリーオールドマンの粗野だけどアツい感じが特にハマり役だった
あと映画的な演出のうまさ!
それは撮り方や構図的なこともだし、演出にもいえる
長尺なんだけど描きすぎず観客に委ねる部分があるので、受け身ではなく考えて見れた
変に説明しすぎない終わり方も良かった
そもそも本作を見ようと思ったきっかけはジョンウーライクな銃撃戦があると聞いたから
そんな訳で見てみたらラスト以外は銃撃戦はほぼなし!
だけど全編スローモーションのラストの銃撃戦は素晴らしく、ただ銃を撃っているだけではなく破壊の美しさや主人公覚悟などが見えてくる非常に良くできた銃撃戦だった
アングルといいキレッキレで素晴らしい
これだけ評価されるのも納得の一本でした