バーサス

スワロウテイルのバーサスのレビュー・感想・評価

スワロウテイル(1996年製作の映画)
3.2
円の価値がものすごく高い時代、海外からの移民が出稼ぎに円都"イェンタウン"を訪れる。当の日本人は円都という呼称を忌み嫌い、出稼ぎに来る移民を"イェンタウン"と蔑む…。これはそんなイェンタウンで暮らすイェンタウンのお話…。

岩井俊二監督の作り出した世界観と心地よい音楽、イェンタウンたちのその先を眺めているうちにあっという間に2時間半経ってしまう。この映画の魅力はこの人を引き込む雰囲気、これに尽きるかな。
正直そんな、めちゃくちゃ面白い映画だった!って感じではない…のだが引き込まれる。上手く表現できないのが悔しいね。

渡部篤郎演じるランがめちゃくちゃかっこいいなぁって思った。あとCharaの唄、あのラストからのEDが最高。