そういえば邦画最近観てないと思い、私の生まれた年の映画かつ前から気になっていたこちら鑑賞
日本語、英語、中国語が入り乱れており、日本なんだけど日本じゃない独特な世界観
岩井監督ってこういう独自の世界観が得意なのでしょう
これにはまれるかで評価は分かれそう…
この作品は何よりキャストがもう贅沢…
油ののった三上博史、渡部篤郎、江口洋介がエグいくらいカッコいい…
渡部篤郎の終盤のかっこよさはエグい
ネタバレになるかもだけど同じシーンあたりの山口智子もかっこいい…
あと、シーンは少ないけど大塚寧々の危うさ、妖艶な感じは圧倒
世界観にcharaの歌声、雰囲気が非常に合ってる
エンタウンバンドの曲がいいのはもちろんだけど、話の展開も驚くところも出しつつで2時間半飽きずに見れました。
特にラスト30分くらいからの展開は見終わった後の余韻が響きます…
もはや日本人よりも円盗と言われ、蔑まれる彼らの方が人間味があるのではないか。お金の大切さを理解できてるのではないかと思ってしまいます。
私的にはこの映画は恋愛的要素もあるんですけど、人が何かを差別したりすることを揶揄するメッセージもあるのではないかと思います。
95年というバブルも終わり、日本がまた再起へとかけていくある種危うい時代だからこそ作れた作品であり、これ以上豪華なキャストの作品は無理であろうと思わせる唯一無二の邦画