トラック野郎シリーズ第一弾。
各回にマドンナが登場し、文太がその女性に惚れ込むという点では東映版寅さんとも言えるかもしれない。
『仁義なき戦い』などに見られるキャラクターとは違う、菅原文太の新たな一面を見ることができた。特に、意中の女性に対して態度があからさまに変わる点はツボだった。
劇中に出てくる人物は個性のある人が多い。特にドラゴンこと佐藤允はチャールズ・ブロンソンも顔負けの男らしさを発している。文太とのカーアクションも見どころの一つである。
トラックに人生を捧げる男たちの熱い物語。残り9作もしっかりと鑑賞したいと思う。