くろのにつけ

カクテルのくろのにつけのレビュー・感想・評価

カクテル(1988年製作の映画)
2.8
WOWOWで鑑賞。
2人コンビで行うカクテルパフォーマンスは決まっていて鮮やかでした。

話の内容としてはかなり薄かったです。
BARビジネスで一攫千金の成功の野望を抱く主人公が、女の人を次々見境なく引っ掛けて世間を渡り歩いていくという。
てっきりカクテルパフォーマンスの腕と実力でのし上がって天下を取るビジネスサクセスストーリーだと思っていたので、かなり肩透かしを食らいましたね。
いざ観たらタイトルに持ってきたカクテルより、BARで引っ掛けた女性客とのラブラブシーンが多いんですよね(笑)。
想像していたものと違ってました。

トムクルーズ演じる主人公はチャラいし、責任感よりも衝動が強いタイプで行動が一貫していません。
ブレブレな人物像です。
カッコ良いトムクルーズの顔でなければ何発か顔面殴られてそうでした(笑)。
ゴールデンラズベリー賞受賞も納得の、行き当たりばったりっぷりを感じました。

若さ故の勢い。
勢いに任せて生きてきた人間の過ち。
チャラ男が腹をくくる時とは。
優柔不断自分勝手男の成長を見る作品です。
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