みおこし

カクテルのみおこしのレビュー・感想・評価

カクテル(1988年製作の映画)
3.0
ザ・80年代ど真ん中の青春映画。トム・クルーズはこの時から30年以上経っているのに全く変わらない容姿と雰囲気...。稀代のスターはやっぱり違います...!

兵役から戻ってきたブライアンは、成功を夢見てニューヨークで職探しを始めるが、なかなか仕事が見つからない。ひょんなことからバーテンダーとして働き始めるが、先輩のダグラスとのコンビネーションが人気を博し、一躍街の人気者となる...、

ラジー賞受賞作品、トム本人もあまり本作について語りたがらないとのことで、キャリアの中でもあまりお気に召していない一本のようです。どこまでもシンプルな構成、そして主人公ブライアンの救いようがないくらいのプレイボーイっぷりがある意味気持ちの良い珍作でした(笑)。もうどう見ても自業自得としか言えないくらいの手グセの悪さなので、全く共感できず...。でもトム様がやっぱりとっても見目麗しいので、なんだか許せちゃうのも事実。
後半から突然怒涛の展開になるのでびっくりしました(笑)。

バーテンダーたちが、フレアバーテンディングという、グラスやカップを自由自在に空中に投げてダイナミックに注ぐテクニックの数々も堪能できます。あまりお酒は得意ではないのですが、目の前であんな風に素敵な演出を披露されたらたちまち虜になってしまうな、と!!トムもきっと撮影時にこの技を頑張って会得したのだと思うのですが、見事な腕前に唸りました。

ビーチ・ボーイズの"Cocomo"は名曲...!作品の雰囲気にぴったりだし、あれを聴くと夏が待ち遠しくなる懐メロですね。
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