このレビューはネタバレを含みます
チュ・ジンモは兎も角として、
チョ・インソン、ソン・ジヒョは
かなり思い切ったね。と思った。
12年前、初めてこの映画見た時は
ストーリーよりもAV並みの絡みが
印象的で。正直、再鑑賞して「こんな
切ない話だったんだ〜」と再発見。
女性を愛せない王と、幼い頃から王に全てを捧げてきた近衛隊長と、元からきた王妃。世継ぎ問題で騒がしい王宮で、ホンニムに王妃の相手を命じる王。生まれてくる子が、ホンニムのように優しい子であるように。まさか、こんな悲劇になろうとは…。王様、彼に女を教えてはいけなかったよ。
ラストで王に放った言葉が哀しすぎた。
「一度も愛したことはない」
きっと迷いなく自分を貫けるように。
性欲にまみれ、嫉妬に狂い、
本当の愛がどこにあるか分からない。
王妃の存命を確認し、痙攣しながら
最期に王を見るまでは…。
馬を駆り、弓を引く王とホンニム。
あれは死後の世界の幸せな二人。