ハゲゾンビ

ランド・オブ・ザ・デッドのハゲゾンビのレビュー・感想・評価

ランド・オブ・ザ・デッド(2005年製作の映画)
3.5
2005年アメリカ映画。

死霊のえじきから20年ぶりのロメオのゾンビ映画。前3部作と同じ世界観で描かれていて一部には今作を入れて4部作と言う人もいます。

ゾンビ発生から3年後、ピッツバーグのある都市でゾンビに支配された世界でわずかに生き残った人間は高層タワーに住む富裕層とスラムに住む貧困層に別れ何とか生活している。その富裕層のドンにデニス・ホッパー、その権力者側に取り入ろうとする傭兵にジョン・レグイザモ(ジョン・ウィックに出てた車修理工場の店主役の人)、街を出ようとする傭兵の仲間にロメオと何回か共同制作したダリオ・アルジェントの娘のアーシア・アルジェント(どこか病的な感じがいかしてました🥰)、この三つ巴の争いが起こる。

今回は人間自身の自滅でなく、進化して知能を持ったゾンビで通称ビックダディ(大家族の父親ではない😁)を中心としたゾンビ軍団に人間コロニーが滅ぼされてしまいます。

わずかな富裕層が多くの貧困層を支配することを通して人間社会を皮肉っていますね(多分🤔)

前3部作と比べると賛否が別れた作品であり、メッセージ性やエンタメ性としてはややぱっとしない感はありますが、ゾンビ映画としては一定のクオリティがあり、そんなに酷くはないと思います✌️

今作で注目すべきは知能を持ったゾンビのビックダディでしょう。まず彼は黒人です。ロメオゾンビ映画では黒人が活躍するのは人間側で黒人ゾンビが活躍するのは初めてではないですかね🤔

彼は仲間のゾンビを守るために人間を襲うだけで、しかも襲った人間を食べることもしない、ちゃんと自制してる。この辺の表現を面白いと感じましたね😄

ラストの何とか生き残った人間と知能を持ったゾンビたちの対比がとても悲哀がこもっていた秀逸でした。

もちろん残酷描写もさらにパワーアップ❗その点は文句なしです👌👏

ロメオはその後、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」、「サバイバル・オブ・ザ・デッド」と続けてゾンビ映画を発表します。せっかくなんでレビューを上げたいと思っています😁
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