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マグダレンの祈りのkuのレビュー・感想・評価

マグダレンの祈り(2002年製作の映画)
3.7
今作は実話が元になっています。

内容は、1964年、アイルランド、ダブリン。マグダレン修道院に、時を同じくして3人の少女が収容される。孤児バーナデットはその美しさで周囲の少年たちの目を惹きつけてしまうことが、マーガレットは従兄弟にレイプされたことが、そしてローズは未婚のまま赤ん坊を産んだことがそれぞれ“罪”とされたのだった......というもの。

私の中で修道院のイメージは決して悪くなかったため、今作を観て実状に驚きました。私語厳禁、食事も少なく、常に労働。脱走しようとしたり外部と関わったら鞭で打たれるという過酷な環境は、もはや刑務所同然。これが実話だというのがこれまた驚きです😳

一人一人に個性もあって感情移入できましたが、少し疑問なのは脱出のしやすさです。途中、扉が開いていたり、そもそも監視する人もシスターなのでおばさまばかり。若い子達で協力すれば年齢、人数でも優っていてどうとでもなりそうとは思いました🤔

そういう点でいうと刑務所よりは甘いのかなと思います。ただ、別に悪さをしたわけじゃ無いのに強制的に入れられるというのは胸糞でしたね。観てハッピーになれるような作品では無いですが気になる方はぜひ🤗
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