キツネとタユタム

007/カジノ・ロワイヤルのキツネとタユタムのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
3.4
お馴染みの殺しのライセンスを得た新生ジェームス・ボンドが、最初の任務で得た情報から、芋ずる的に巨大組織の陰謀を知り、無茶しながら陰謀を阻止していく話。

思ってたボンド像ってスマートに事件を解決する紳士的なイメージだったんだけど、全然違う!
やんちゃでパワープレイな感じで事件を追っていき、ときどきヘマやらかす感じも新鮮で良かった。
人間味あふれるジェームス・ボンド。今までのシリーズ追えてないけど、みんなこんな感じ?

本作のヴィランのマッツ・ミケルセンがやはり最高。
終盤の彼が行うえげつない拷問シーンが必見。後日別現場で「あれ、よかったろ?」と笑いながら語ってたというエピソード含めて面白い。

しかしながら話が複雑過ぎてついていくのが難しかった…!
何のために戦ってるのか終始理解が追いつかない状態になる。
説明不足なのか、こちらの理解不足なのか。ポーカーの戦いのシーンもあるけど、ポーカー用語理解してないのも拍車をかけてた。何となくかっこいいんだけど…という気持ちで観ることに。

たぶん007らしさというものに慣れていなかったんだと思う。それでもシリーズ知らない人でも入り込みやすい作りにして欲しかったなというのが本音。
キツネとタユタム

キツネとタユタム