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007/カジノ・ロワイヤルのUのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
4.5
ノータイムトゥーダイに向けて復習。

15年前に見た当時。自分は子供だったと思う。
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド。
ピアース・ブロスナン版から大きく作風も変わり、当時は金髪のブルーアイズが世間にも受け入れなかったことも頭に入っている。自分もそうだった。
ユーモア溢れるボンドから一転、滅多に笑うことなく、冷静でスタイリッシュなボンドが受け入れなかった。

ただ、今見返して、なんだこの面白い映画はとビビってます。
ずば抜けて面白い。もちろん、スペクターやスカイフォールも面白いけれど、ダニエル版ボンドの一作目としてこれは衝撃を与えたと裕に想像できる。
今までのボンドの否定じゃなく、新しいボンドとしての肯定。世間の批判の目を、その面白さという確固たる実力で世界に知らしめた作品。

自分も大人になった。
僕らの世代、ボンドはロレックスじゃなくオメガだよ。これは最高のユーモア。
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