このレビューはネタバレを含みます
血涙を流す悪役ル・シッフルがあっさり組織の上層部から殺される。演じていたマッツ・ミケルセンのファンなので悲しい。
[鑑賞メーターから転載]
2006年。シリーズ第21作目。テロ組織へ返済する金をモンテネグロのカジノで稼ごうとするフランス人ル・シッフル。ボンドが英国政府の資金を用いて阻止を試みる。ダニエル・クレイグには視線の対象となる受動性がある。彼が海から出現する場面は歴代ボンドガールのようだし、性的な拷問場面もある。自力で助かるのではなく、何度も命を救われる描写も意図的だろう。短命で終わるという007のハードな任務が強調されており、初めから辞めたがるというのも象徴的。序盤に出てくる爆弾魔モロカ役セバスチャン・フォーカンのパルクールが凄い。