過去に観たお気に入り作品の遡りレビュー(というか感想文)、遂にこの映画が来てしまった…!
ダニエル・クレイグが好きになり、数が多すぎると避けていた007を観ることに。
当時の007のイメージは「父親がその昔、夜のTV放映楽しみにしていたアダルトでセクシーなスパイ映画」。
当然、ボンドは余裕で女性をモノにして敵をやっつけるんでしょ? という先入観。
ところが全然違っていてハートを持っていかれた…!
本気で恋はするし、本気で死にかけるし、拷問は受けるし、「ボンド映画ってこんななの?」と新鮮な驚き。
そして死のピンチをヴェスパーに救われたらそりゃ恋に落ちるよね!
まさか007で泣くとは。泣ける映画だなんて思っていなかったのに。何度観てもラストは号泣…
(最近ジョン・ル・カレを読んでいることもあり、切ないラストがまさに「シリアスなスパイ映画」でまた好きになった。)
マッツ・ミケルセンを知ったのもこの作品。知的でセクシーで非道な悪役に釘付け。(みなさんどこからマッツに嵌まってるんだろう… やはり『ハンニバル』? ドラマ未見なんだよな…)
ボンドとマッツ演じるル・シッフルとのポーカー対決は、タキシード姿がエレガントで展開もスリリングでドキドキ!
※この後『スカイフォール』を経て、007全作品観ることに。