ハレルヤ

007/カジノ・ロワイヤルのハレルヤのレビュー・感想・評価

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)
4.5
ブロスナンから007シリーズを見出した僕からしたら、当時ダニエル・クレイグにバトンタッチした事は最初なかなか受け入れにくく、公開してからも見に行く気が起こらないままでした。

しかしかなりの高評価をいくつも目にして、いざ見てみるとメッチャ面白い、いやそれどころかシリーズの中でもトップクラスの面白さで、一気に手のひら返ししている自分がそこにいました。笑

今までの007らしさは極力抑え目で、ジェームズ・ボンドの誕生にあくまで焦点を当てていた事が凄く斬新。
それまでイギリスよりロシアのスパイだろと思ってたダニエル・クレイグの新人ボンドがその作風にまた凄く合う。

カッコ良いんだけど、まだ駆け出し諜報員らしく、後先考えずに大使館で大暴れ追撃戦するし、バレバレの尾行して返り討ちされそうになったりと従来のボンドと違う面が随所で見られて、それもまた良かったです。

そしてストーリー面でも捻りがあり、謎を残して次回へ繋げているのもシリーズでは初めてでしょう。

良い意味で007らしくない007。それがまたシリーズに新しい風を吹かせていて、今後が楽しみになった初鑑賞当時でした。
ハレルヤ

ハレルヤ