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ポンペイ最後の日のTSのレビュー・感想・評価

ポンペイ最後の日(1935年製作の映画)
2.8
【古い作品の割には結構破壊する】
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監督:アーネストBシュエードサック
製作国:アメリカ
ジャンル:歴史
収録時間:96分
興行収入:約100万$
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レビュー少ない(笑)今作のイメージ画像なかったのですが申請すればつけてくれました。Filmarksさんありがとうございます。やはりノーイメージはなんだか寂しいですもんね。。

さて、今作は古代ローマの都市ポンペイを扱った史劇です。小説『ポンペイ最後の日』というものがあり、それの映画化ということです。
ヴェスヴィオ山の大噴火により悲惨な最期を遂げたポンペイはあまりにも有名で、世界遺産にも登録されています。その悲劇的なエピソードを持つポンペイは、やはり映画のネタにもされやすいようです。
実際ポンペイを扱った作品は結構ある模様。最新のであれば、バイオハザードの監督でも有名なポール・W・S・アンダーソンの『ポンペイ』があります。噴火のグラフィックは同系統の作品ではトップと思われるので興味のある方はどうぞ。

今作は、心優しい鍛冶屋の男マーカスが、家族のために剣闘士になりお金を稼ぐエピソードです。それからマーカスは金の亡者に変貌していくのですが、ヴェスヴィオ山の噴火により、金より命が大事だということをわからさせられるのです。

ポンティウスピラトゥス総督も出てくるので、世界史をしておけば、イエスを磔刑にする人物であると容易に推測できます。ただし、このポンペイを舞台とした今作に、このイエスのエピソードを入れてくるのは些か無理があると思われます。そのあたりは小説ということで割り切ったほうが良いでしょう。

個人的にはヴェスヴィオ山の噴火シーンをもっと早くもってきても良いかと思いましたが、噴火後の街は破壊されまくりますので、技術的なものと予算的なものを考慮するとラストにしか持ってこれないのも頷けます。しかし、思っていた以上に迫力がありました。なかなか最後は破壊しまくります。この時代って本当にセットを壊してるのでしょうか。まさか一発勝負ではないと思いますが。。

剣闘士や、パンとサーカスを求める民衆など、最低限の古代ローマの知識がある方が楽しめますが、知らなくてもさほど影響はないでしょう。まあしかし、クオリティを求めるなら先程紹介した『ポンペイ』で事足りるかと思われます。
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