もこもも

アメリのもこもものレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
4.6
コミュニケーションが苦手で妄想好きなアメリの日常を描いたお洒落で可愛いロマンチックコメディ

これめっっちゃ好き
最高にお洒落で可愛くて元気出る
アメリも大好きになったし、
演じられたオドレイ・トトゥも
『巴里の恋愛協奏曲』から好きやったけど
この作品で完全に心掴まれて大好きになった
ブラックコメディも込みで作品の雰囲気が好き
街並み、衣装、建物、部屋、車と
全部が最高にお洒落で、ビビッドな色彩や
作りこまれた世界観にたちまち魅了された

「あなたは野菜以下ね
 野菜には芯があるもの」

秀でた力がある訳でも
特殊な能力がある訳でもないのに
アメリみたいな子は絶対にいない、
そう思わされる唯一無二な魅力に惹かれる
見つめられると吸い込まれそうになっちゃう
アメリのちょっとした行動で
周りの人々が幸せになるの素敵
それを知ってもらおうとしないのも素敵
手の込みすぎたイタズラは笑っちゃった
行動力はあるもののいざニノと向かい合うと
恥ずかしさが勝つピュアな性格もとっても可愛い

「一目惚れにもレシピがあるのよ」

好きなもの、嫌いなもの
ストレスの発散、大切なもの
人それぞれみんな違って、
その違いが素敵って感じれる
謎の男は修理屋やったのね

「諺を知る人に悪い人はいない」

さらっと描かれてるけど
結構重たい孤独な子供時代で
これがアメリの人間性に繋がってる
でもこういう過程で育ってきて
こんなにいい子になって良かったよね
お父さん想いなところも素敵

個人的に好きなのは
ブルトドさんに宝物を返すシーンと、
モンマルトルの丘で写真集返すシーンと、
ラストの2人で自転車を駆け降りるシーン

「人生って不思議だな
 昔は時間が永遠にあったのに
 気がつけば50歳
 思い出がこんな小さな
 古ぼけた箱の中に...」

ブルトドさんの話好き
宝箱を見つけても誰かわからない人に
なかなか返そうとは思えないし、
思ったとしてもなかなか実行は出来ない
でもそれを実行できちゃうところが素敵
公衆電話を使った返し方も素敵やった
これがきっかけで孫に会いに行こうって
ブルトドさんが思えるようになったのも
前向きになれたアメリにも心温まる

モンマルトルの丘のシーンも好き
返し方が素敵すぎてキュンキュンした
なかなかニノと話す勇気は持てなかったけど
レイモンの言葉で後悔しないように
行動して2人が結ばれたのが幸せ
2人が幸せそうに自転車で駆け降りる
爽やかで甘美なラスト大好き

「君の骨はガラスで出来ている訳じゃない
 人生にぶつかっても大丈夫だ」
もこもも

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