やわらか

アメリのやわらかのレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
3.4
うーーーん、これがあの「アメリ」かーーー!
 
自分最近急に映画観はじめたので、新作と並行して名画座で過去の作品も良く観るんだけど、そうすると名画座で繰り返し掛かる特定の作品のタイトルを何度も目にすることになって。例えばちょっと前のだと「キャロル」とか「たかが世界の終わり」とか、名画座映えする洋画の一群。
 
その代表格がこの「アメリ」。もうこの斜め下向いたオドレイ・トトゥが上目づかいに写ってる絵を何度目にしたか分からないくらい。なんかもう観てない自分が肩身が狭い思いを感じてしまうので(自意識過剰)、目黒シネマでやると聞いて、やっと肩の荷が下ろせるような感じで朝一の回に。
 
映画の内容としてはとにかくシャレ乙。1カット1カット、パリの風景とか服とか建物とか絵とか、そういうのがこだわりまくりで出てくる。同じようなシーンをいろんな角度から撮るために、ストーリーは何回も何回もベタなすれ違いをしてループさせられてる感じ。一言で言えば不思議ちゃんな女の子がハッピーになるってだけなんだけどさ。
 
合うか合わないかで言えば合わないかなぁ。野郎の自分には縁遠かった気がする。これを好きな人がいるのも分かるんだけど。この作品みたいに、パッとしない設定の女や男が実は、っていう話を綺麗な女優さんや俳優さんが実写でやると、違和感あるから嫌い。だって、ほっといてもあんた等モテてる筈やろ、って言いたくなる。この作品は男の方も女の方もそうだからなんだかなー。
 
この映画でオドレイ・トトゥの作ったアメリ役のキャラって邦画でも結構影響受けたのが多そうな。例えば、シン・ゴジラの市川実日子さんとか、そうじゃないのかなぁ。的外れかもだけど。
 
まぁいずれにせよ、知らないままだと幻想が膨らんでしまうから、ここらで一回観れて良かったかな。
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