イオンシネマお別れ上映500円。
父の勘違いにより、幼い頃から友達もおらず一人で遊ばなければならない生活を強いられ、また母の死を間近で見てしまうことや、父は母なき後アメリへの関心が薄れてしまうなど心に闇を抱えてしまうような少女時代を過ごすということが前提にある。
そういう子ども時代だったので、良い意味で少し変わった性格をしているのが面白い。アメリの紹介シーンも常に半笑いで淡々と行われるのは面白かった。「世の中は思っていたよりシンプル」というのを理解し、その喜びと正義感を振りまいているのも可愛らしい。復讐も地味なやり方だが効果的で非常に良かった。
恋愛の方も確かに一般的に見ればすごく遠回りしすぎで面倒くさいと感じるが、特別感とかゲーム性を鑑みるとかなり惹かれるものがある。しかも答えに近づくにつれ「可愛い」というのが確信に変わっていくのは嬉しいもの。
いずれにせよ、惚れられてるというのはとても嬉しいことで、ありがたいことなんだなと思うと同時に、チャンスとは何かを考えさせられた。
奥手というか気難しいというか、そんなアメリのストレートな感情を見せられると可愛いなぁと思ってしまう。
