マ帆

アメリのマ帆のレビュー・感想・評価

アメリ(2001年製作の映画)
4.7
お洒落なおフランス映画の金字塔、だけどとにかく世界観が独特、というイメージばかりが先行して中々手が伸びなかったアメリを友達の誘いで同時再生。

本っっ当に素晴らしくて泣く様な話じゃないのに終わった後に思い返しながら泣いてしまったよ。。。

不幸な幼少期を送った事で想像力ばかりが豊かに成長してしまったアメリが人と関わり、人に優しくすることの楽しさを知り、恋を知り、泣いて、寝て、成長していく物語。

世界観の個性に惑わされがちだけど描いてる事はとてもシンプルで普遍的で映画的でお洒落なだけじゃない。映画を好きになった頃の気持ちを思い出す。あー何度でも観たい〜

レコードをクレープみたいに広げて作る妄想をする(私もしたことある)。自分が描いた絵の登場人物がどんな性格かを隣人と考える。
日常の中の小さな幸せが赤と緑とたまに黄色な色彩の中に広がる。

"会いに行ってやろう、自分が宝箱に入る前に"
"人間には人生に失敗する権利がある"
"君の骨はガラスじゃない"
"後ろを振り返って暗闇の中で映画を観ている人の顔を見るのが好きなの"

当たり前だけど物語の中で聞くからこそより響いてくる言葉たち。
4つ目のセリフに関しては死ぬほど共感、、もうずっと言ってる。本当に早く映画館で映画を観たい 、、。

アメリは23歳。この前観たリアリティバイツのウィノナ・ライダーも「23歳までに何か成し遂げられると思ってたのに」と言ってた。
あと2年で自分は何か変わるかな 、、コロナが収束したらひとり海外旅に出たい!

あぁあぁ〜〜めちゃくちゃ外に出たくなる映画だった〜〜(;_; )
マ帆

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