映像、特に色彩が美しい。
アメリにとって日常は空想の中にしかすぎず、
カメラワークもそれを表現したクルクル楽しげな撮り方に思えて観ていて楽しい。
周囲にちょっとした、けれども実際にはかなり手の込んだ悪戯?を仕掛けて人生を変えてゆくのも自分自身の一歩と関係ないから退屈しのぎ。
何事も起こさず、何者にもならず、俯瞰で人生を生きるのも一つの楽しい生き方。
最後、長回しのカメラでずーっと撮り続けられるのは、ようやく空想から一歩踏み出した2人の幸せな現実の始まりを表現したのだろうか…
国民性の違いもあるから仕方ないけど、何より出てくる人物がみんな自由で人の目を気にせず、実際気にする人もいなくて個として確立してて。
好きな映画でした。