青二歳

娘・妻・母の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

娘・妻・母(1960年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

天然色カラー成瀬巳喜男。一家五人兄妹+嫁(嫁高峰秀子の叔父に加東大介がピリリとスパイス)の物語。長女原節子の夫の死から始まる家族ドラマ。分かる!喪服用意する時アレ買っとけばよかったとか!香典の相談もよくある!何故なら今日祖母の葬儀だったから!通夜より火葬が早い地域らしく遺体との対面は叶わず。
無事帰宅したところでヤケクソ葬式映画レビュー。葬式でぶつかる親戚間の微妙な関係…に困惑し通しでしたよ。きっとこの五人兄妹たちも子供が大きくなる頃にはまたゴチャゴチャするんでしょう…

成瀬巳喜男は家族とカネのドラマがうまいですねぇ。カネの絡んだ時に浮き彫りになってしまう親子の関係、兄弟の関係。とりたてて悪人でもない。ただそれぞれ生計を立てて存在する以上、ふつうのこと。そんな日常のドラマを、外連味のある演出や役者の大ぶりに委ねるのではなく、練られた台詞と役者のささやかな表情で見せてくれます。