菩薩

コロッサル・ユースの菩薩のレビュー・感想・評価

コロッサル・ユース(2006年製作の映画)
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実は観るの2回目で、以前『ホース・マネー』公開時にも観ているのだが、いかんせん155分中160分くらい寝たもので、実質初鑑賞みたいなとこある。とりあえず「すげぇちっちぇ窓からぼんぼん家具落とすシーンがあった様な…」なんて朧気な記憶だけはあったのだが、まさかのファーストシーンで、やはり俺その先全寝したのだな!と言う事が判明して若干爆笑した。今日は155分中140分くらい起きていられたので、自分の成長を褒めてやりたいくらいだが、分からんもんは分からんので「彷徨っとんなぁ…」くらいの感想しかない。一応『ヴァンダの部屋』のみならず『溶岩の家』以降の作品は地続きになっている気がするし、彷徨うヴェンドゥーラはこの世界におけるカーボ・ヴェルデの象徴である、みたいな事なんでしょうか。ブレッソン寄りよりはS=H寄りになった、とか自信持って言ってみたい人生だったが、美術館のとことか終盤のパンとかそれっぽいのでは。ヴァンダの娘のお尻フリフリダンスが最高にキュートだったが、画面に映ったらテレビを消さなきゃいけない「フランクリン」の存在が謎過ぎる。シーンが変わる度にヌルッとヴェントゥーラがジョジョ立ちしててカッコいい、ペドロ・コスタの扉に対する執着は異常。
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