新珠三千代、渾身作。全裸哄笑に天晴れ。
対する粘着質の高峰秀子、聞く耳ないこっちも怖いぞ。
間に挟まる勝新がピュアそのもので可愛い。チャーミングな役者を改めて感じる。
無明(佐藤慶)と愛染(新珠三千…
新珠三千代最強!! ! 本堂の扉をぶち開け羽織一枚を風になびかせながら「アーッハッハッハッ!」って……。貞淑な妻とかの役より断然こっちが良い。実際恐ろしいのは高峰秀子の方なのだが(武士たちを問答無用…
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勝新×高峰秀子×新珠三千代という豪華な面々のほぼ密室劇的な作品。三隅研次監督作品。
勝新の元妻役は高峰秀子。「華岡青洲の妻」以来の眉無しメイクが恐ろしい。夫の勝新は新珠三千…
シネマヴェーラ
役者陣の熱演ぶりには敬意を表するが、筋立てが新藤先生にしては表層的で深みが感じられないといっては言い過ぎか。
日経日曜版にもタイミングよく紹介されたとおり新珠さんの悪女ぶりは堂に入…
「性の曼陀羅」以来の煩悩地獄。
血気盛んな男とその男をめぐって静かに火花を散らす美女二人の廃寺での訳ありな共同生活。そこに訪ねて来たひとりの旅の僧侶…
勝新の演技はともかく…四人の愛憎どろどろ合…
三隅研次の濃密な空間の中で放たれる、新珠三千代の色気を超越した妖気が充満するむさ苦しい傑作。それは勝新太郎の存在が霞んでしまうほど強烈で、過去自分を愛してくれた男が出家し坊主になっているのを、まるで…
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鬼とは一体なんのなのか…
甲斐甲斐しい妻と
燃えたぎるような愛人
煩悩を絶とうする僧侶
赤い炎と着物の美しい色合い
鬼という魔に憑りつかれる妖艶さもあるのですが
谷崎潤一郎原作、新藤兼人脚本、勝新太…
このレビューはネタバレを含みます
坊さんだったら聖人君子かというと勿論そんなこたぁないわけで、新珠三千代の圧倒的色気の前では男は無力な猿でしかない。ほんと新珠三千代エロすぎ(!)。
理性と衝動の間の揺れ動きが強ければ強いほど「エロい…