ねぎおSTOPWAR

スケアクロウのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

スケアクロウ(1973年製作の映画)
3.8

アメリカンニューシネマの代表作のひとつで、名優ジーン・ハックマンとアル・パチーノの共演作です。そしてパルムドール受賞作品。

見る限り、上記ふたり、ハックマンとパチーノは与えられた脚本、演出以上の演技と存在感を提供したと思います。


・・なんですけど、どうも腑に落ちない。


撮影と編集・・うーん、どうなんだろ。全体的に魅力が薄い印象。変に長回しだったり、一転22分あたりの唐突に出てくるドリーズーム。
「めまい」から10数年、トラックアップとズームバックで急に景色が広がる効果狙ったのかな。いかんせん下手‼️笑
ハックマンのストリップシーンはもうちょい撮りようもあったんではないかと。名演技のシーンだとは思います。

果たしてこれはカメラと編集が悪いのか?監督の指示、意見のせいか?

監督のジェリー・シャッツバーグはこの作品以外は凡庸なものしか輩出出来ず。そもそも「俺たちに明日はない」のフェイ・ダナウェイの彼氏ってことで色々仕事を面倒見てもらっていたというね。

当たれば讃えられるのは監督だけど、わしは別の役者を使っても尚評価される監督こそ本物だと信じてます。その理屈だと巨匠と言えど怪しいやつもいますよね!


いやあもう、この作品に関しては、ホントに役者の力って凄いことを実感!何から何までカバーしてしまいました。