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ガンジーのzakiのネタバレレビュー・内容・結末

ガンジー(1982年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

2018年15作目
実話

非暴力非服従運動だけでイギリスに対抗するのがすごい


ガンジーのネタバレあらすじ:起
1893年、弁護士だったマハトマ・ガンジー(ベン・キングズレー)は、南アフリカで人種差別を受け、現状を打破すべく反対運動を開始し、集会で新聞記事になるほどの事件を起こします。ある日、記事を読んだ白人の牧師であるチャーリーと出会ったガンジーは、NYタイムスの記者に、宗教も人種も関係なく暮らす共同農地を作るところを見せて回ります。そして、再び集会を開いた彼は、非暴力非服従運動を提唱して、イギリスの作る不平的な法律には従わずに戦うことを訴えるのでした。仲間たちとデモ行進を始めたガンジーは程なくしてイギリス軍によって投獄されてしまいます。ガンジーはスマッツ将軍に面会し、全員を釈放させることに成功します。

ガンジーのネタバレあらすじ:承
1915年、ガンジーはインドに帰国し、人々から歓迎されます。彼は、イギリスの植民地であるインドを再建させるために各地を旅しますが、ある日、一人の老人が訪ねてきて、農作物が売れずに地主のイギリス人に対しての地代を払うのもやっとでお金がないのだと彼に訴えます。彼の住む村へ赴いたガンジーは村人たちから熱烈な歓迎を受けますが、治安妨害の罪で逮捕されてしまいます。ガンジーは公聴会で州外退去を命じられますが、交渉の末に無事に釈放されるのでした。国民会議派の集いに参加したガンジーは、新たな法律の施行を阻止すべく、祈りと断食の日を設けて大衆と共にストライキを行うことを提案します。インド全土のライフラインが止まり、ガンジーはまたもや逮捕されてしまいますが、人々の暴動が激しさを増し、イギリスの一般人が殺される事件が発生して胸を痛めます。

ガンジーのネタバレあらすじ:転
インド人は集会を開くことを禁じられていましたが、ダイヤー将軍(エドワード・フォックス)はインド全土に教訓を示そうとして大規模な集会の場で大量虐殺を決行しますが、それはイギリス側から見てもあまりにも酷いものでした。ガンジーはダイヤー将軍を国外退去させ、自らの政府を作ることをイギリス総督(ジョン・ミルズ)に訴えます。総督はガンジーに、集会を認めることと、彼を逮捕しないことを約束するのでした。ある日、ガンジーは総督の娘であるミラベンと出会い、共同農場で共に暮らすことになります。数人のデモ隊員をインド人の警察官が痛めつけたことで暴徒化した人々は、警察官を殺害してしまい、これに責任を感じたガンジーは断食を行います。そのことを知った国民会議派のメンバーは全員運動を止め、彼は再び治安妨害の罪で逮捕されます。数年後、出所したガンジーは法律を変えるために、イギリスが独占する塩を自らの手で作って売ることを総督に伝え、1年以上に及ぶ大行進を行います。政府はガンジーを含む行進の参加者を逮捕しますが、その数は10万人を超えていました。

ガンジーの結末
釈放されたガンジーは、インド独立のための会議に参加すべく、イギリスへと向かいます。首相との最終面会を終え、インドに帰国したガンジーは、軟禁生活を余儀なくされます。会議派の一員であるジーナ(アリク・パダムゼ)は、ムスリムの多い地域をパキスタンとすることを提案し、ガンジーは反対しますが、人々の騒ぎを鎮めるためにインドとパキスタンはそれぞれ独立します。1947年、インドとパキスタンは対立し、毎日のように暴動が起きていました。ガンジーは戦いの激しいカルカッタへ向かい、再び断食を行います。病に伏せるガンジーを心配する会議派のメンバーで初代インド首相のネルー(ロシャン・セス)は人々に戦いを止めるよう説きます。そして混乱は遂に収まり、ガンジーは断食を止めてパキスタンへ向かうことを決意します。しかし、1948年。ニューデリーでガンジーは若者に拳銃で撃たれて死亡してしまいます。ガンジーの葬儀は世界中の人々が集まる非常に大規模なもので、彼はその後「インド独立の父」と呼ばれるようになりました。
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