Mina

ガンジーのMinaのレビュー・感想・評価

ガンジー(1982年製作の映画)
4.0
課題のため鑑賞。

偉人の実写化は重い。なかなかショッキングな映像も、それが実際に起きたことだという事実も重い。そして、この映画で初めて知ることばかりの自分にショック。高校の時日本史選択だったから~とか言っても通用しないレベルで無知すぎた。興味も、持ってなさすぎた。

先ず映画の冒頭に、ガンジー暗殺のシーンというのが良い。暗殺した男の顔が、無表情が、3時間を越える作品を見続けるなかで、印象的に残り続ける。一方的にガンジーの非暴力キャンペーンの様子や、絶食行為を見るだけで終わらせない。二回、三回と再び男がスクリーンに映ると、瞬間に「なぜこの男はガンジー暗殺に至るのか」と考えてしまう。そうしてもっと、この映画が一筋縄でいかなくなって、観客が自問する。独立運動や差別を扱う映画が、簡単で堪るか、という感じ。

自分では手に取らない映画ではあった。こういう映画との出会い方ができる今のうち、大事にしたい。
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