トランスマスター

ガンジーのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ガンジー(1982年製作の映画)
3.0
アカデミー賞9冠

南アフリカで、弁護士をしていたガンジーが、人種差別を受け故郷の英国統治下のインドに戻ってきた際に故郷の貧困を目の当たりにしてインドの独立を夢見て大英帝国を相手に立ち向かうお話です。

◆良い点/注目ポイント
・ガンジーの妻の権力に対する毅然な態度や自信溢れる表情が、夫に対する信頼感の証として現れています。
・若き日のマーティン・シーンが息子のチャーリー・シーンにソックリです。
・ガンジーの異教徒に対する寛容さは、ヒンズー教徒らしく多神教徒ならではの感覚だと思います。これば日本人の感性に近いのではないでしょうか。
・弁護士として上流階級の生活を捨てて質素な暮らしで民衆を導く様は、王族の身分を捨てて悟りを開いた仏陀とシンクロします。まるで化身です。

◆改善点
・特になし。

◆総括
・ガンジーが、何度も投獄されていた事を初めて知りました。人間の魂は、逆境で磨かれるということがよくわかります。個人的に伝記映画は、ハズレなしだと思います。(『ソーシャル・ネットワーク』や『スティーブ・ジョブズ』や『博士と彼女のセオリー』など)