かえるのエリー

やわらかい手のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

やわらかい手(2007年製作の映画)
3.3
2008/01/18

あまりレビューを読まないほうがいいかもしれません。というのも、些細なことでも知ってしまうと、この映画の味わいが薄れてしまうと思うから。私は【ネタばれ】になってないものをサクッと読んでから劇場に向かったのですが、それらを知ってしまったために、自分で映画を感じることが出来なかったな、とちょっと後悔。

 では、何故普段はあまり鑑賞前に読まないレビューを読んだかというと、ネタがネタなだけに(しかもイギリス映画)、グロいシーンが多かったら辛いかな?と思ったのです。しかも観にいく予定の劇場のHPに「画面にお見苦しい箇所がございます。予めご了承下さい。」なんて書いてあるもんだから・・・。でもその心配=下ネタ映像の心配は杞憂でした。私と同じような心配をされてる方、その辺は大丈夫だと思いますよ。



もう観たor多少は知りたいいう方へ

 はい、ネタばれは書きません。というか、ストーリーの方向性に関わってくるようなネタがあるような映画ではないです。

 これは愛の話ですね。親の愛、孫への愛、異性への愛。後半息子が取った行動も母への愛への表れ。きっと男性にとって母親って神聖で女神のような存在なんだと思います。ただ少し残念だったのは、主人公マギーの中に新たに生まれていった愛が、何故彼女の中で育っていったのかは正直わかり辛かった。微笑ましいものではあったのですけどね。

 それにしても、主人公を演じたマリアンヌ・フェイスフル、可愛いですね~。昔のスタイルとは大違いで、お腹回りふっくらした中年女性ですが、彼女の可愛らしさがとても出ています。


最後に小ネタ

 パンフレットを買う時に、間違えて「『やさしい手』のパンフください」とマッタリと言った自分が恥ずかしい・・・。『やわらかい』だって・・・。