シネフィルmonk

おかしな二人のシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

おかしな二人(1968年製作の映画)
3.7
もともとはブロードウェイでヒットした同名舞台劇を『裸足で散歩』(1967)でトリオを組んだニール・サイモン原作、ジーン・サックス監督、ニール・ヘフティ音楽らスタッフにより映画化。

やもめ暮らしと離婚したばかりの中年男ふたりの同居生活を描いたコメディ。10年以上連れ添った愛妻と離婚したばかりのフェリックス(ジャック・レモン)はポーカー仲間が自殺を心配するほどの気落ちぶり。そこで、離婚経験者のオスカー(ウォルター・マッソー)に慰められ、彼のアパートに同居させてもらうことに。だがずぼらなオスカーに対して潔癖症のフェリックスは性格の違いから度々衝突を繰り返す。抱腹絶倒というより、ウィットに富んだ二人と、度々部屋に集まるポーカー仲間との密室での会話が楽しい上質のコメディです。サイモンに深く影響を受けた三谷幸喜にも通じる面白さ。
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