〖人間ドラマ:ベルギー・フランス・イタリア合作〗
孤独な少年と、少年を守ることで母性を獲得していくある女性との絆を描いた人間ドラマ⁉️
刹那いね…父親よ…情けない…
本当に健気な少年と自転車というタ…
もうすぐ12歳になる少年シリル。
彼の願いは、自分をホーム(児童養護施設)へ預けた父親を見つけ出し、再び一緒に暮らすこと。
電話が繋がらない父を捜すため、シリルは学校へ行くふりをして父と暮らしてい…
実の父親から拒絶されて身寄りのない少年シリルは、偶然出会った女性サマンサの元に駆け込む。サマンサはシリルを気にかけ、パートナーがいたにも関わらず彼に向かって「おなたよりシリルを選ぶ」と言うほど母性を…
>>続きを読むきっとその自転車はシリルにとって父親を想起させるモノであり唯一安心させてくれるモノでもだったんだろうなぁ。
実の父親から拒絶されることを幼くして受け入れるしかなかった少年の実像を細やかに描き追って…
危うい状態にある子どもの気持ちに沿った映画。それと同時に、たとえ実の親であっても子どもを育てられないことがあるという現実がちゃんと描かれていて、そこがよい。
主人公が出会った年長の少年が貧困層向け…
「ある子供」と「サンドラの週末」など、
常に子供や貧しい人々の置かれている厳しい状況を描き続けてきたダルランヌ兄弟の作品。
実の父親から見放された12歳のシリル。
遠い外国の話でも、我が国にも共…
このレビューはネタバレを含みます
wikiを読んだら、日本で行われた少年犯罪のシンポジウムで取り上げられた育児放棄の実話から着想したとのこと。
放棄されてる子供がそれでも親を求める姿が痛すぎて、またサマンサの無償の愛情を突き放しかけ…
いつも通りではあるんだけど、他人を信用できない人が他人を信用できるようになる瞬間をここまでちゃんと描かれたら感動してしまう。
シリルとサマンサの出会いのシーンの素晴らしさ。野暮な脚本家とか監督なら、…