たいち

その男、凶暴につきのたいちのレビュー・感想・評価

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)
4.8
たけしがあまりにも怖い。俺は今まで、たけしが面白いから笑っていたのではなく、たけしの機嫌を損ねないために笑っていたのかもしれない。日本で肝が据わっている人間のトップ3を挙げるとしたら、たけしの愛人・楠田枝里子・ビトタケシだろうな。煮えたぎるような怒りを抱えながらも、無表情のまま淡々と復讐するたけしを見て、「限界まで"怒りきった"人間はこうなるんだろうな」と思った。つぶらな瞳でキャラクターっぽさがある顔立ちだと思ってたけど、よく見るとメチャクチャ厳つい顔してる。もう今後は怖い人としてしか見られないや。あとこれは全然関係無い話だけど、ビトタケシのホームページに、たけし本人との思い出の歴史の写真が掲載されていて地味に面白い。
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