男はくらいよ監督さそり

その男、凶暴につきの男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)
4.5
悉く予定調和をずらしまくった演出。犯人一人に数人の刑事がボコボコ!途中で疲れて走るのを諦める我妻刑事のシーンが延々と続く。歩道橋で白竜とすれ違った後、延々と歩くシーンが続き、突然引き返す。ここに北野映画の本質がある。どうでもいい事をしつこく描き、そうでないものは省略。キチガイという言葉が5回は出てくる。白竜、川上麻衣子、岸部一徳、佐野史郎、遠藤憲一、ちょい役の犯罪者、刑事に至るまで全員若くヤバい!サティが異常に合う。弾着がリアル過ぎで、ワンカットで白竜の顔に穴空くのはどうやったんだ?