だ

その男、凶暴につきのだのレビュー・感想・評価

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)
3.6
冒頭から我妻がどんな人間なのか見せつけられる。狂気の中に滑稽さも見える作品。序盤は真剣にやっているのに空回りする滑稽さが見えるが終盤にさしかかり狂気、緊張感が襲いかかる。ノーモーションで放たれる銃声、沈黙、暴力、何が起こるかわからない怖さがあって良かった。暴力で全てをねじ伏せ、何も失う物がなくなった我妻と清弘、変わり果てた妹、凶暴で狂った奴は残れない。残れる者は普通の人間。しかしそれが正しい道に進むのかはまた別の話。
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