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家での静かな一週間の3104のレビュー・感想・評価

家での静かな一週間(1969年製作の映画)
3.8
誰もいない家にやって来た男。
灯りをつけ
壁にドリルで穴をあけ
のぞく。
穴の向こうは摩訶不思議な世界。
のぞき終えるとカレンダーに印をつけ
目覚まし時計をセットし眠る。

次の日も目覚ましで起きると同じ事を繰り返す。そして次の日も・・

規則正しい反復のグルーヴ感が心地良い。
画面の明暗、カット割り、そして作業音。
目的?わかるはずもなく。

開けた穴から男が観るのは、説明のしようがない幻想世界。
意味?わかるはずなかろう。
何せ相手はシュヴァンクマイエル。
(穴から覗く男は、まるでシュヴァンクマイエルの世界を観ている我々観客のよう)

反復の回数が多く、かつ終わりであろう日(一週間)が決まっているので、途中で集中力が削がれるきらいはあり。
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