あきしげ

チャップリンの黄金狂時代のあきしげのレビュー・感想・評価

チャップリンの黄金狂時代(1925年製作の映画)
3.0
世界三大喜劇王の一人、
チャールズ・チャップリン。
彼の代表作とも言える。

小さな放浪者は有名だろう。
窮屈すぎる上着、
ダブダブのズボン、
大きすぎる革靴、
山高帽とステッキ、
チョビ髭とがに股の歩き方。

前半は雪深い山へ。
金鉱を求める彼は、
猛吹雪に遭遇して、
山小屋に避難する。

そこには悪党がいて、
更に金鉱探しの男と、
三人で避難生活する。

ここで有名なシーンが登場。
腹が減った主人公チャーリーと、
同じく金鉱探しのジムは飢える。
そこで革靴を食べるのです。

煮た革靴を二人で分ける。
確かに革だから食べられる。
それでもおいしくはない。

日本の喜劇王とも呼ばれる志村けん。
彼のコントを見た事があるならば、
その発想は本作からだと分かります。
古今東西コメディアンの出発点は、
チャーリー・チャップリンなんです。

山小屋でのシーンは、
志村けんがよくコントで使う。
そのコントの原点だ。

後半ではチャーリーのロマンス。
山を下りたチャーリーは酒場へ。
ジョージアという酒場の女性に、
彼はそこでひと目惚れをします。

男らしいワケじゃなく、
金があるワケじゃなく、
ただ一途なチャーリー。

ジョージアは見向きもしなかったが、
チャーリーの一途な片思いを知って、
次第に彼へ想いを寄せていくのです。

チャーリーはコミカルさを忘れない。
その動き一つ一つが洗練されていて、
意外にも体を張っているのが分かる。
だからこそ面白い画ができるのです。

ただ、個人的にはロマンスの部分は、
少しばかり間延びしていると感じた。
笑いの部分を重要視しているから、
ロマンスが難しい事をしていない。
だから最後の終わり方はご都合主義。
それはそれで本作の魅力であろうか。

本作を観れば、
現代のコント、
今や大御所たちが、
こぞってマネして、
笑いを取って、
楽しませます。

その原点こそが、
チャールズ・チャップリンで、
最高の喜劇王だ。

RE-95