「モダンタイムス」見て「チャップリン映画めちゃくちゃ面白い!他の作品も見て見よう!」って思ったけれど存外サブスクにチャップリン映画あんまりなくてなかなか見れなかった。
「モダンタイムス」程ゲラゲラ笑える爆発力のある映画ではないけれど、それでもチャップリンの可笑しみ溢れる挙動は笑わせてくれる物が多かった。
チャップリンの身のこなしの軽さがなせるパントマイム的演技が本当に凄い。
突風で足は動いているが全然前に進まないシーンとか体が固まったフリして運ばれるシーンととか常人には出来そうにない事をサラッと見せてる。
チャップリンの可笑しさだけでなく切なさ、悲哀も印象的。「巨人の星」の星飛雄馬のぼっちクリスマスパーティー状態になっているチャップリンの姿の切なさたるや。
ドア越しに喧騒の街を眺める彼の悲哀に満ちた目に胸がキュッってなる。
チャップリンがどこまでも純粋で何にも染まっていないからこそ彼の行動はより可笑しく、より切なく感じてしまう。