家族で鑑賞。
初めにユーモアたっぷりでクスッと笑わせ、引きこませる。
まんまと引き込まれました。
納棺師としての覚悟と苦悩。美しくて尊い仕事であるけれど、世間との価値観のずれ。偏見。
みんないつかはお世話になるのに。誰かがやらなきゃいけないことなのに。
「穢らわしい」
この台詞の意味がわからなかった。
共に観ていた父も、これは偏見だよなあ。死の尊厳を守る、素晴らしい仕事なのになあ、、、
と、ボソッと言った言葉を聞いて、家族が同じ考えで良かったと思った。
世間の偏見に対しての問題提起もあったり、更には後半に出てくるような同じ職業をしている人の中での想いの差が見えたり。
自分の大切な人が亡くなった時、あのお二人のような人に納棺して頂きたいと私も思った。
丁寧に。守りながら。
納棺師としてさまざまな死と向き合い、その家族達の思いにそっと寄り添いながら旅立ちのお手伝いをする姿。
祖父母とのお別れの時を思い出しながら、いつのまにかぐっと涙が出てました。
ただ、父親のところとか、諸々展開が読める感じが何かなあ、、、笑
と感じるところもあったり、、、
でも総合的にはとってもいい映画だったと思う。