おくりびとの作品情報・感想・評価

「おくりびと」に投稿された感想・評価

踊る猫

踊る猫の感想・評価

4.8
落涙してしまった。アラがないわけではない。ムダを削ぎ落として(主人公がチェロを河原で弾く場面を削って)、父親との確執をもう少し丁寧に描いていたらと思わなくもない。だが――私の狭い観測範囲になるが――どうも叫んだり呟いたりと極端に演技をする俳優が目立つ中、この映画では主人公を含めて誰もが丁寧に感情を表現していて臭みがない。そのあたりを評価したい。もっと難を言えば光るショットがあまりないことも考えさせられてしまう。鳥が飛び立つ場面や鶏肉を齧る場面、そして言うまでもなく納棺の過程は素晴らしいが……ただ、そういった「如何にも」光るショットを入れてしまったらこの映画はわざとらしくなってしまうとも言えるわけで、そのあたりがどうにももどかしい。それは個人の好みの問題になるのだろう。丁寧に作られた良作であると私は判断する。特に広末涼子氏の笑顔が殊の外印象に残る。
coco

cocoの感想・評価

5.0
観るべき映画だと思う。みんなきっといつかの行く末のことなんだから、知っとくべきじゃないかな。
涙涙の作品。所作とチェロが美しすぎる。
daiki091

daiki091の感想・評価

3.8
もっくん、ええやん。
namimaro

namimaroの感想・評価

3.3
笑いの要素があるのが良い
最後の方ちょっとだるい
まさき

まさきの感想・評価

4.2
非常に感動しました
YUUMI

YUUMIの感想・評価

3.0
すごく前に見た
chieoo

chieooの感想・評価

3.8
広末涼子じゃなければ、、、
hatthi

hatthiの感想・評価

4.0
この映画では3つのことに注目した。
1つ目は「生と死」が常に隣り合わせに描かれていたことだ。妻が近所の人にタコを貰ってくるが、タコがまだ生きているのに驚き、殺すことができず、二人で海に戻そうする。しかしタコはそのまま浮んで死んでしまった。そのシーンから彼らが「生」や「死」をまともに扱うことができない存在として表現されていた。このように映画では「食べ物」「遺体」がいくつもの側面を持ったものとして用いられており、映画に深みを与えていた。食べ物は「ご遺体」であり、生きていく上でなくてはならない。人間の「ご遺体」もまた納棺師という職業上、生きていく上でなくてはならないものでもある。食べ物はまた、大悟の仕事の慣れを表すバロメーターの役割も果たしていた。最初は仕事の後は食事が喉を通らなかったのが次第にふぐの白子やフライドチキンなど「ご遺体」をおいしく食べれるようになっていく。一番印象的だったのは社長の部屋が「死」を扱う職業なのに対し植物園のように多くの植物があり「生」に溢れていたことだ。社長はフグのシラコ焼きを主人公に勧めながら、食べることも遺体を処理することだと語ったシーンから現代人が普段忘れてしまっている植物や動物の命を頂くことで生きていくことができているということを改めて認識できた。
映画全体から生の不条理、死の不可避を深く理解していながら生きること、食べることに固執せざるをえない人間の悲しさが描かれていた。死に向き合い、死を意識して生きていくという 本来的な生き方は、決して悲壮な面持ちで日々を暮らさねばならないということではなく、この社長のように生きていくことかもしれないと思った。

2つ目は三幕構成がしっかり使われているところだ。第一幕では、主人公が、周囲に理解され1人前の納棺師になるまでの物語であることが設定され、そのことが目的として示される。第二幕では、主人公が目的を達成するために、葛藤する様子が描かれる。第三幕では、周囲に理解され1人前の納棺師として生きていくことが描かれていた。三部構成のためとても分かりやすく観やすい作りになっていた。

3つ目は納棺師という仕事を題材にしたことで日本のみならず世界中に知ってもらうきっかけとなったことだ。あまり知られていないことを映画の題材にすることで光の当たらない人々にも光を当てることができ、多くの人に知ってもらうことができる。そんな映画の影響力や素晴らしさをこの映画から再認識できた。
>|