おくりびとの作品情報・感想・評価

「おくりびと」に投稿された感想・評価

踊る猫

踊る猫の感想・評価

4.8
落涙してしまった。アラがないわけではない。ムダを削ぎ落として(主人公がチェロを河原で弾く場面を削って)、父親との確執をもう少し丁寧に描いていたらと思わなくもない。だが――私の狭い観測範囲になるが――どうも叫んだり呟いたりと極端に演技をする俳優が目立つ中、この映画では主人公を含めて誰もが丁寧に感情を表現していて臭みがない。そのあたりを評価したい。もっと難を言えば光るショットがあまりないことも考えさせられてしまう。鳥が飛び立つ場面や鶏肉を齧る場面、そして言うまでもなく納棺の過程は素晴らしいが……ただ、そういった「如何にも」光るショットを入れてしまったらこの映画はわざとらしくなってしまうとも言えるわけで、そのあたりがどうにももどかしい。それは個人の好みの問題になるのだろう。丁寧に作られた良作であると私は判断する。特に広末涼子氏の笑顔が殊の外印象に残る。
観にいったとき、席はいっぱいで、年配の方が多かった。
あじむ

あじむの感想・評価

5.0
約10年ぶりくらいに鑑賞。邦画の中で、一番好きな映画だと迷わず言える作品です。


「キレイになって、逝ってらっしゃい」なんて素敵なコピーなんだろうって、これだけで感動した。


納棺師という、人の旅立ちのお手伝いをする仕事。「死」という、重いテーマを扱っているのに、こんなにも温かみを感じさせてくれる作品は始めてでした。

この作品の好きなところを述べたらきりがない。描かれるどのシーンも心に染みる素晴らしいものばかり。なんて素敵な作品なんだろうって、観ている最中に何度も思わされました。


俳優陣も、これ以上はないって言えるほどの組合せ。それぞれのキャラが、掛け合わり、お互いがお互いの良さを引き出してるかのよう。そんな中、やはり一番目を引くのはモックンこと本木雅弘。納棺師という仕事に出会ったばかりの彼は、戸惑いばかり。こんな仕事をやっていけるのかと、悩みながらも、徐々にその仕事の温かさと美しさに気づかされていく。そんな中の彼の表情の変化は、見事としかいいようよないほどでした。


「死」と向き合うことで、「命」にといて深く考えさせてくれる。この作品に出会えて、本当によかったと心から思います。
おふろ

おふろの感想・評価

2.0

このレビューはネタバレを含みます

おもしろくない。

広末涼子は演技力なさすぎてこの役向いてないと思うし、そもそもこのキャラクターの中身が薄すぎて...。「汚らわしい」(このセリフも若い女の人の言い回しとして不自然すぎるんだけど)とまでいった相手のもとにそいつとの子ができたら戻ってくるようなとことか何も考えてないでしょ。「忌み子」とか思いそうだと思うんだけど。「チェロやめるのも故郷変えるのも許してきたじゃない」みたいなセリフは女って都合いいなあって思ったしこれ本当にいい嫁さんかね。

日本特有の死生観、宗教観を描きたいって目標が先行していて台詞回し、展開が変なところはいっぱいあった。クリスマスのシーンは葬儀屋でチキン食べるのが狙いすぎな感じするし、本木がチェロを弾く前も宗派がどうってセリフは不自然。

最初のシーンは叩かれてるけど、笑わせる意図があるか微妙なところでそれが無いなら個人的に日本人がこうした場で起こりうる反応としてリアルに描いただけで問題無いんじゃないかと思う。笑うシーンだと意図して作ってるならちょっと流石にとは思う。てか本木のビデオのシーンもそうだけど品のない下ネタ多いよね。

父親とのストーリーが入ってくるのも唐突な感じがしてイマイチ。ここはいらなかったんとちゃうかな。父親からチェロやらされたって話は回収してなかったね。ここ回収するとなかなか複雑なシーンが作れると思うけど逃げたんかな。

山崎努の演技はいいと思うし何回かある納棺のシーンも火葬のシーンも秀逸だと思う、久石譲の音楽も良かった(エンディングはもうちょい静かでいいと思うけど)、日本人の価値観をある側面で表すことにも成功してると思うんだけど、粗が多くておもしろくなかった。
すんた

すんたの感想・評価

3.8
初めて見た時は中学生やったけど、最近見たらむちゃむちゃエエ映画やった
今ではごく限られたところだけのようですが、このような仕事があることを知ることができた綺麗な映画でした。
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