「何ですか、これは?」
「ふぐの白子。炙って塩で食うとうまいんだ」
・・・
「女房だ。9年前にな、死なれちまった。夫婦ってのはいずれ死に別れるんだが、先立たれると辛い。きれいにして、送り出した。おれ…
前半は、シュールなネタを挟みつつでコミカルな内容になっていて、テンポ良く観ることができます。
後半からは、特に人の表情に焦点を当てたカメラワークが印象的で、何を考えているかが伝わってきた印象です。
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12年ぶりに観た。やはり脚本が素晴らしい。プロットポイントもしっかり、名作とはやはり計算された土台がなければならない。山崎努さんの素晴らしさ、本木雅弘さんのコミカルさが調和となりとてもしみじみ良い映…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
納棺師は誰のためにあるのだろうか
劇中に出てくる言葉に『人生最後の自分の買い物は自分じゃない人が買う』 というような言葉があった。
我々は死者に対してどのように振る舞うべきなのだろうか。どんなに高い…
主人公はチェロ奏者の夢を絶たれて地元に帰り、成り行きで納棺の仕事に就く。
ご遺体に化粧をするシーンは、静謐で心穏やかな気持ちになった。人はこうやって一生を終えていくのだな…
途中、遺族や周囲の人…
(C)2008 映画「おくりびと」製作委員会