Noah

フェリスはある朝突然にのNoahのレビュー・感想・評価

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)
3.6
鬱屈としたルールだらけの毎日からの脱却。
サボりと言えばシンプルだが、フェリスにとってはあくまでも「人生を楽しむ為の1日」。

最初は「ルール」を破る、親友を振り回すフェリスに全く共感できず、むしろ苛立っていた。
しかし、同じく妹が兄のサボりに苛立ち、その問題は自分にあると指摘されたシーンで、自分の視点も一気に変わった。
「自分だけルールを守ってる不公平さ」。けど守ることの重要性を錯覚してるだけかもしれない。勉強になる。

ただ、ルールに縛られないと好き放題することはイコールではない。ある程度の秩序と責任を持った上で自由がある。
そこら辺のバランスが描かれてる方が個人的により良いと思った。
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