カイル

フェリスはある朝突然にのカイルのレビュー・感想・評価

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)
4.5
ブレックファスト・クラブのジョン・ヒューズ監督作品。間違いなくベスト10入りな作品!
語彙力、文章力のなさで残念ながらこの映画の良さを伝えきれないけれど、一番印象的だったシーンだけレビュー。
それは、フェリスとフェリスの彼女スローアンと友達のキャメロンの3人が学校をさぼってシカゴ美術館に行くシーン。
3人が様々な絵を見ている。
ギュスターヴ・カイユボットの「パリ通り、雨」、パブロ・ピカソの「老いたギター弾き」、他にもジャコメッティ、カンディンスキー、ゴッホ、モネ等々。
腕組している彫像の前で3人が腕を組んで立つ。
キャメロンが釘づけになっている絵はあの有名なジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(見れば皆絶対わかるやつ!)傘をさす女性の傍らに立つ小さな女の子を瞬きもせず凝視する。キャンバスがどんどんズームアップされていき最後はただの点になってしまう。流れる曲はThe Dream Academy の「Please Please Please Let Me Get What I Want」 (The smithの名曲!大好き!)心が浄化されて涙出てくる。
そのあとのパレードのときのキャメロンとスローアンの会話も好き。「何かに興味は?」というスローアンの問いに「ない」と即答するキャメロン。「私も」と笑うスローアン。そうそれでいいのよ。
フェリスの妹役はダーティーダンシングのジェニファー・グレイ。好きだなこの娘。
スローアン役のミア・サーラはストレンジャーシングスのナンシー(ナタリア・ダイアー)にちょっと似てる気が。80年代メイクがそう見せてるだけ?
主役のマシュー・ブロデリックの妻はセックス・アンド・ザ・シティのサラ・ジェシカ・パーカー。
そして校長先生には大いに笑わせてもらった。サブタイトルは「校長先生絶好調」かな。どんどんドロドロ、ボロボロになって最後はもうまるでゾンビ。大爆笑。
こんな映画にまた出会えると思うともっともっと掘り起こしたくなる!
人生は短いんだから楽しまなきゃ(^_-)-☆
カイル

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